2011年03月10日

山田洋次監督「男はつらいよ 寅次郎春の夢」第24作メモ



マドンナは一応香川京子だけれども、ハーブ・エデルマンがアメリカ版寅という設定でマドンナ以上の主役である。ただ、この役者さんが、ちょっとイマイチだ。渥美清と比べてしまったら気の毒だけれども。

「寅の夢」はチャイナタウン篇。これにも外人さんが出ていて、吉田義夫はお休み。

「江戸川オープニングサイレントコメディ」は、寅が女性たちがテニスをしているのをみていて女に何か言われ、今度は陸上を見ていたら女たちがジャージを脱いで短パンになるのを見て寅が何か言う。「男はつらいよ」の繰り返しパターンからすると、「やらしい」といわれたのを寅が言い返すというパターンか。

旅先で、寺の前に座り込んでみかんか何かを食べる寅のシーン。相変らず寅のあの格好が自然に似合っている。

ポンシュウといった寅の商売仲間がこのあたりからよく出で来る。登はいつの間にか消えたが。

おばちゃんが゛とらちゃん、シット・ダウン」という、おばちゃんは時々意表をつくポテンヒットを飛ばす。

マドンナに甘えて「どういたまして」と呂律が回らない寅。おかしい。こういうのを見たくて見続けているようなものである。

香川京子に「ご主人によろしく」と探りを入れる寅がやらしい。

マイケルが外人の若い女に「ちょっとたりない」といわれて、源ちゃんに同じことをいう御馴染みの繰り返しパターン。

博が寝っころがってアクビをしながら、「どうせ振られるに決まっているんだけどさ。」ととうのは寅の失恋に慣れ過ぎ。よく見るとさくらさんまであくびしているし。

旅一座が登場して岡本茉利がマダム・バタフライをやる。この旅一座のわびしい田舎芝居の雰囲気というのは本当にいい。

そしてさくらがマイケルの妄想でマダム・バタフライを歌うのだけれども、あれは倍賞千恵子が歌っているのだろうか。

殿山泰司は本当にいい味出している。後姿のハゲが並んで。

寅似「さくらを愛してないんだろ」といわれて博が真面目に「そんなことありませんよ」というあのニュアンスのおかしさは前田吟にしか出せません。

「寅のアリア」は、なんとなくリリーとの関係を思い浮かべてしまう。

マイケルに「アイ・ラブ・ユー」といわれて、さくらが「インポッシブル」と答えるシーン。これを撮りたかったがための作品のようなものである。

寅がさくらにマイケルの求愛のことを話されて、マイケルに思いやりを見せたり、ひろしには言うなとアドバイスしたり、本当に細やかな神経が行き届いている。自分の恋愛以外のことになると(笑)。

マイケルの乗る飛行機から、珍しい江戸川の俯瞰のシーンがある。

柴又は雪の正月。二回目。
posted by rukert | Comment(0) | TrackBack(0) | 男はつらいよ
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