2008年09月27日

(メモ)小林秀雄「ナンセンス文学」

やはりベルグソンが引かれている。
人体の態度、姿態、運動は、この人体が、ひとつの単なるメカニックであると我々に思わせることに正確に比例して滑稽である。
人はもし笑うことが出来なかったら、気が狂うであろうと。睡眠中に夢を見たり泣いたりすることが出来なかったりした場合と同様。
よく、アメリカン・ジョークを我々日本人は馬鹿にする。あんなもののどこが面白いのかと。しかし、笑いというのは、センスの問題というより、本質的には、人間や事物をどう対象化するかに関わっている。その分析尺度や距離感の問題なのである。高級か低級かという問題ではない。だから、文化によって全く性質が異なってくるのは当然のことだ。
日本的な笑いというのは、やはり理性的な対象化というよりは、感覚的なずらしのような性質のものである。日本人から見れば、欧米の笑いは繊細なニュアンスに欠け、欧米から見れば、日本の笑いは子供っぽい。
タカ・アンド・トシが「欧米か!」のツッコミで一世を風靡したのも当然のことなのである。って違うって。というのは、我ながら日本的な笑いだと思います。
posted by rukert | Comment(0) | TrackBack(4) | 小林秀雄
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